見える化を考えてみる
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町で見える化が進んでいるのを感じました
最近町で、見える化の実例を目にすることかできました。
いちばん上は、典型的な例かと思います。
中が透けてみえるので、中身を見て捨てることができる。
人が見ていると間違えられないので、慎重になる。
そんな効果が期待できる見える化です。
しかし、不思議なことに、理由は分かりませんが手前の扉には鍵がかかっています。
(ゴミ箱の写真)
真ん中は、交差点の歩行者用信号機です。
従来は、歩行者信号が赤だったり、青だったりして歩行者に横断の可否を示す型式でした。
これが、最近設置されているものは、青になると人の歩行者信号の上に、
信号が変わるまでのリミット時間の減少を示すシグナルがでる型式に代わってきています。
代わるまでの時間の減少は分かりますが、時間は分かりません。(信号機の写真)
下は、ある銀行の駐車場の注意表示です。瞬時に分かるようにという考えで掲示がされています。
赤で表現したいことをまず言って、次にお客さんですからやさしくお願いしています。
しかし、「バック駐車」をどうしてほしいのは、次のご遠慮下さいまで読まないと理解できません。
赤い文字だけが目に入り十分内容が伝わらない例です。
こんなのはどうでしょう
ゴミ箱の例は格段言うことはありませんが、もっとも典型的な例です。
別の疑問ですが、なぜゴミ箱に鍵をかけるのでしょうか。
一度、機会があったら聞いてみたいと思います。
歩行者用信号機ですが、欲をいえば、リミット時間の減少割合でなく、
あと何秒と数字を減少させた方が、分かり易いと思うのですがどうでしょうか。
でも、よく考えると、このシステムでは技術的に無理なようです。
というのは、5の部分には赤の静止像が隠れているのです。納得!納得!
あなたならどう表現しますか
バック駐車」は、かなり問題を感じます。というのは、この銀行の前を通ったとき、
前向きの駐車と後ろ向きの駐車が半々になっているからです。
表現が適切でないと捉え方が全く逆になり、思いが正確に伝わらない例かと思います。
どうすれば正確に伝わるか考えてみましょう。
バック駐車が駄目であることをしらせる。・・・・「×バック駐車× ご遠慮ください」
続きがあるという表現にかえる。・・・・「バック駐車はご遠慮ください」
前後を入れ替える。・・・・「ご遠慮ください バック駐車」
別の表現方法に変える。・・・・「前向き駐車でお願いします」「運転席を前に駐車してください」
目的を具体的に書く。・・・・・「塀がよごれますので前向きで」
「バック駐車はご遠慮ください」あるいは「バックでの駐車はご遠慮下さい」が一番分かりやすいかな。皆さんはどれがいいと思われるでしょうか。
短い言葉で意を伝えることは本当に難しいと思います。個人が立つ位置によって前と後が代わってしまいます。
見ただけで、必要な情報が正しく伝わることが、見える化には求められます。いや本当に見える化は難しい?。
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